
1/4世紀ぶりに生まれ育った椎名町の実家に帰ってみると、そこは、どこかに置き忘れたような景色も残る下町でした。エアコンもお風呂もない部屋。トイレも昔ながらの和式でした。便利な生活に慣れてしまった私には、暮らしにくいことも沢山あるけれど、しかし、大切にしたい時間と空間がそこにありました。これは、単なるノスタルジーばかりではないようです。
ところで、ここ椎名町界隈は昔アトリエ群があり、若き芸術家たちが集まって生活した土地でもありました。創作意欲に燃え、貧しくも輝いていたであろう人と時代に想いを馳せ、「おうちギャラリー」をやってみようと思い立ちました。平成23年までの期間限定ではありますが。私が企画・主催する展示会のほか、貸しギャラリーとして皆さまに使っていただこうと思っています。自由な発想でお役立ていただけると幸いです。
中林 加世子
※普段は母親である中林文子(トップ画面の作品)の「はり絵」を
展示しています。ただし不定休なので事前にお問い合わせください。