|
蘭字とは、幕末から大正にかけて、海外に輸出された日本茶の茶箱梱包材に貼られていた木版多色刷りラベルのことです。そこには、欧文で「JAPAN
TEA」と書かれ、外国人に日本をイメージさせるような、エキゾチックな意匠が施されていました。そのデザインは、世界に向けて発信された、まさに日本の近代グラフィックデザインの先駆けとも言えるものでした。
蘭字は、楮や雁皮といった薄い和紙に刷られ、その元絵は江戸時代からの流れをくむ浮世絵師たちによって描かれたといわれています。多くが梱包材の一部として使われた消耗品のため、わずかしか残されていません。現在では、横浜開港資料館や日本茶業中央会、静岡県、埼玉県、三重県などの、いわゆる茶所といわれる地域の博物館などに、地元の歴史や産業を知る貴重な資料として大切に保管されています。
今回は三重県四日市で古くから印刷業を営む、四日市印刷工業株式会社のご協力を得て、そのコレクションの一部をご覧いただきます。 "おうち"のお茶の間で、レトロだけれど決して古臭くない、
"日本のグラフィックデザイン"を味わってください。

いつもお茶の傍らにあって、お茶とともに、私たちに口福をもたらしてくれる和菓子。ここにも、日本の美と伝統が息づいています。今回、その和菓子を新しい感覚でデザインしている鳥居満智栄さんに来ていただき、皆さんと一緒に、和菓子づくりを楽しみます。甘い体験、ぜひご一緒に。和菓子にまつわる鳥居さんのお話も興味津々です。蘭字を眺めながら、和菓子をいただき、お茶を一服・・・
創作和菓子教室などで活躍される鳥居満智栄さん
による「簡単!和菓子体験」を開催します。
練りきりで簡単な和菓子作りをお楽しみいただけます。
|